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Photo アンコール・ワットに朝日が昇る瞬間です。春分、秋分の日には中央祠堂から昇るそうですが、この日は5月末でしたので、朝日はジャングルから昇りました。学生時代はワンゲル部でしたので、アルプスの山の上で朝日が昇るのをよく眺めていたが、下界で日の出を観るのは珍しい経験です。

Photo_2  大勢の観光客が早朝の暗い中集まり始め、日の出を待っていました。動物達も人間も大昔からこのように太陽が昇り始めてから、活動を開始し、陽が沈むと睡眠をとるという生活をしてきたのですね。太陽というものが如何に大事なものであるか、遺伝子が覚えているのではないでしょうか。理屈ではないようですね。

 しかし、永遠という世界は存在しない、インドシナ半島を殆ど制圧し繁栄を築いたアンコール王朝も終焉を迎える時が来たのだ。巨大な海に浮かぶ須弥山の山のようなアンコール・ワットも忘れ去られ密林に戻ってしまった。人間は一番偉いようで、偉くないという事を考えさせてくれるのもアンコール・ワットの不思議な魅力かも知れない。

                                          By: Indie Jo 

 

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  • インデイ筒井インデイ筒井
    世界中の遺跡や不思議な場所を探訪し人間の歴史の根底を探し求め、流離う好古旅行家。
  • 浅茅原竹毘古浅茅原竹毘古
    京都府宇治市在住の、古代史を趣味にしている大学教授です。趣味がこうじてライフワークになりそうです。

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