メンフィスという場所は古代エジプトで最初の都として栄えた場所でした。初期王朝から古王国の時代にかけて(BC3千年~BC2160年頃)、約5~600年という長い期間都として栄えた場所です。
写真はエジプト3千年近く中心都市であった、メンフィスとナイル川西岸に南北約百キロに及ぶ葬送の地、所謂、ネクロポリスを示しています。北はアブ・ロワシュからアル=ギーザの3大ピラミッド、そして、南下しサッカーラの『階段ピラミッド』を含む数千を超える墳墓群、そして、ダハシュールの『赤ピラミッド』、『屈折ピラミッド』の地帯、そして、南下しリシェト、『崩れピラミッド』のあるメイドゥムまで続きます。巨大な葬送の場、ネクロポリスでありました。
写真の巨大な彫像であるラムセス2世像はブタハ神殿跡の畑の中から発掘されました。ブタハ神とは人間を作りだした神であり、大昔からこのメンフィスに存在した神でした。このメンフィスは白い壁で周囲を囲まれた美しい都だったそうです。
よく顔も傷つけられる事なく彫像は残りましたね、美しい顔で、エジプトでは一番人気のファラオーだそうです。
エジプトの安全保障を考えると、常に北から異民族が攻めて来るのに対応しなければなりませんでした。このメンフィスが防衛上の拠点としても重要な場所でした。
毎年200万人の観光客が訪れる場所となっています。
By: Indie Jo
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